【百合/クズ】クズなヤニカスセ○レ彼女に惚れた弱みで都合よく使われる【シチュエーションボイス/男性向け/女性向け】
REVIEW詳細レビュー
惚れた弱みにつけ込まれ、都合よく振り回される――そんな退廃的でどこか甘美な関係性をリアルに疑似体験できるシチュエーションボイスです。ヒロインの気だるげで奔放な声質は、タバコの香りが漂ってきそうなほど生々しく、終始リスナーを翻弄します。わがままでクズな言動の裏に隠された、寂しがり屋で依存的な本音が見え隠れする瞬間は、胸を締め付けられるような没入感を与えてくれます。本作の聴きどころは、密室で交わされる非常に距離の近い囁きや耳元への吐息、そして甘く刻まれるキスの気配です。冷たく突き放されたかと思えば、急に引き止められ、独占欲を剥き出しにされる温度差に、いつの間にか心が囚われてしまいます。共依存のような歪んだ愛に溺れたい夜や、少し刺激的で退廃的な雰囲気の中で眠りにつきたい時の睡眠導入として、深く没入できる一作です。
REPORT作品レポート
どんな作品?
「クズ」「ヤニカス」というタグから想像する通り、この作品のヒロインは徹底して自分本位だ。他の相手と会っていたことを悪びれもせず、家には昨日遊んだ子がまだ寝ていて、タバコを切らせば当たり前のように買ってこさせる。そんな相手に惚れてしまった弱みを握られ、都合よく使われ続ける——という一点勝負のシチュエーションボイスである。会話は終始ヒロインの一人語りで進み、聴き手の返答は行間に置かれる作りになっているので、こちらの沈黙や渋面まで含めて彼女に読まれていく感覚がある。約束された甘さではなく、抜け出せなさを味わう作品だと思っておくといい。
声・話し方の魅力
いちばん惹かれたのは、責められている場面ですら声が全く硬くならないところ。「ごめんね、急に」も「悪かったって」も、謝罪のかたちをしているだけで反省の気配がなく、語尾がふわりと軽い。そこに時おり挟まる笑い声が、こちらの怒りを綺麗に無効化してくる。中盤、自分の生活を淡々と種明かししていくくだりでは声のトーンがすっと平らになり、その落差で「ああ、この人は本当に悪びれていないんだ」と腹に落ちる。終盤に向かうにつれて甘い方へ寄っていくのだが、その甘さが最初の軽さと地続きなのが上手い。信用できないまま、耳だけが持っていかれる。
収録された音と聴きどころ
音の設計はシンプルで、刺激度58・立体感43というスコアの通り、派手なギミックで驚かせにくるタイプではない。主役はあくまで距離の近い声そのもので、ため息、鼻にかかった相槌、笑いといった非言語の音が効いている。個人的な聴きどころは二箇所。ひとつは、聴き手が真夏にハイネックを着てきた理由に彼女が気づく場面——ここで会話のテンポが変わり、声が一段近づく。もうひとつは、彼女が別の相手へ電話をかけようとするくだりで、ここは音数が少ないぶん、聴き手が何をしたのかが音の間だけで伝わってくる。派手さより「間」を聴く作品だ。
こんな人・こんなシーンに
ヤンデレタグは付いているが、刃物を持ち出すような激しさではなく、依存と執着をじわじわ流し込んでくる方向。都合よく扱われることに背徳的な心地よさを感じる人、健全ではない関係の生々しさを求める人には強く刺さると思う。逆に、誠実に大事にされたい人や、恋愛の理想像を補給したい人には向かない。聴くなら深夜、部屋を暗くして、イヤホンで。翌朝に予定がある日は避けたほうがいい種類の作品である。
個人的な感想
最初は「よくいるクズ女もの」だと思って聴いていて、途中で認識を改めさせられた。彼女が痕を残したがる理由を語り出すあたりから、この作品の重心が快楽ではなく孤独にあることが分かってくる。誰にも本当の自分を見せられず、見せた相手には去られ続けてきた人間が、唯一逃げなかった相手にしがみついている——そう思って聴き返すと、序盤の軽薄な言動まで全部違う音に聞こえた。ここが本作でいちばん刺さった部分で、「似たもの同士」という言葉が出た瞬間、これは一方的に搾取される話ではなく、二人とも同じ穴に落ちている話だったのだと気づかされる。救いがあるかどうかは、正直わからない。ただ、わからないまま何度も聴いてしまう魅力が確かにある。
HEATMAP音響ヒートマップ
音声を1秒ごとに解析した実測値です。横軸が再生時間、濃さが各指標の強さを表します。 複数トラックの作品は作品全体を100分割した平均、 単一トラックの作品は15秒ごとの値を描いています(図の下に内訳を明記)。 指標の読み方 →
MEASURING…
TRACKS収録トラック
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