検索で見つけてもらうための地道な作業:記事同士の食い合いとURL改善
この記事では、サイトを見つけてもらうための地道な整備についてお話しします。似たテーマの記事が検索順位を奪い合う状態を解消し、URLを読みやすく整えました。読者にもシステムにも分かりやすい構成にすることが、今後の成長に不可欠だと学びました。
内部リンクとURLの改善
これまで、サイト内の記事から別の記事へ移動するリンクが1本もない状態でした。そこで、記事を作成するプログラムに過去の記事情報を渡し、文脈に合わせて2〜3本のリンクを自然に張るようにしました。あわせて、ページ下部にも「あわせて読みたい」記事を表示するようにしています。
また、各記事のURLの一部(slug:スラッグと呼ばれます)が、これまでは暗号のような文字列になっていました。これを人間が読んで意味が分かる形にするため、テーマを表すローマ字を元に生成するように仕組みを変え、12本のURLを改名しました。同時に、内容が薄かった公開済みの記事2本について、文字数をほぼ倍(951文字から1958文字、1118文字から1745文字)になるよう加筆修正しました。実際の音響指標の読み方などへ繋がるように、少しずつ内容を充実させています。
記事同士の「食い合い」を解消する
調査の中で、大きな問題が見つかりました。「睡眠導入」に関する記事が7本、「バイノーラル」に関する記事が4本など、同じようなテーマの記事が重複して公開されていたのです。これは専門用語で「カニバリ」と呼ばれ、自分のサイト内で検索順位を奪い合ってしまう良くない状態です。
さらに、これから公開される予定の待機リスト(19件)を確認すると、すべてが同じような文章の型で作られており、半分は紹介できるASMR作品がカタログに存在しないテーマでした。このまま放置すると、毎日1本ずつ低品質な記事が増え続けてしまいます。
そこで、テーマの表記ゆれを吸収するプログラムを作り、重複している記事を整理しました。判定の順序も工夫し、汎用的なテーマを最後に評価しないと「睡眠導入ASMRとは」といった記事が吸い込まれてしまう問題も修正しました。「買う目的」と「知る目的」など、読者の意図が違うものは残しつつ、完全に重複している記事はいったん下書きに戻しました。安全のために、まずは実行結果だけを確認できるdry-run(テスト動作)を行ってから処理しています。結果として、公開待ちのリストは19件から4件へ減り、公開済みの記事も24本から18本へとスッキリ整理されました。
再発防止と定時公開の仕組み作り
同じ問題が起きないよう、新しく記事のテーマを決める際には、紹介できる作品が最低4つ以上あるかを確認し、すでに公開済みのテーマとは被らないように条件を追加しました。さらに、文章の切り口も4種類に分散させるようにしています。
また、記事の公開スケジュールも見直し、1日2本の定時公開制(午前中に記事、午後にこの開発ノート)にしました。公開される時間は、日付を元にした計算で毎日ランダムに決まります。同じ日であれば何度プログラムが動いても同じ時間が計算されるため、誤って二重に公開される心配がありません。
この自動公開のタイミングを管理しているcron(定期的にプログラムを動かすシステム)の設定時間も変更し、8〜11時台と13〜20時台に動くように調整しました。さらに、サイトの所有者であることを証明するための小さなタグを追加するなど、見えない部分の整備も進めています(今回の記録では合計12件の変更を行いました)。もし就寝用に安全なASMRランキングなどを読まれる際は、こうした裏側の仕組みにも少し思いを馳せていただけると嬉しいです。
この日の学び
- 同じテーマの記事を作りすぎると、自分のサイト内で評価を落とし合う原因になってしまう。
- 記事の数をただ増やすより、リンクを繋いだり内容を加筆したりする「質」の向上が重要である。
- 読者にもシステムにも分かりやすいURLや構造を作ることが基本になる。